2023年度の改選により動物介在教育・療法学会(ASAET)理事長に就任いたしました。
初代樋口誠一先生(元北里大学教授)、第2代柿沼美紀先生(日本獣医生命科学大学教授)の後を引き継ぎ、第3代を務めさせていただきます。会員皆さまのお力をお借りしてASAETに貢献したいと存じます。
ASAETは人と動物の関係領域の中で、教育、福祉、療育、療法の現場に動物を介在させる分野に焦点を当てています。2008年の設立から15年が経過し、この間日本と世界で様々な自然災害や人的災害、国際的・社会的問題が起きました。そして今もウクライナとロシアの紛争がメディアで毎日取り上げられています。それらメディアの映像の中にイヌやネコなどのペットを抱きしめている人々をみかけます。大事そうに、そして慰めを求めるかのように抱きしめている姿は、私たちに動物の介在力を改めて教えてくれます。
ASAETは人と動物がかかわる領域を専門とする学術団体として、今後も実践者の活動や研究者の研究成果を発信するとともに、国内外の動向に関する情報を紹介し、実践者の育成を目指した支援に取り組み、この領域の発展に寄与していきます。
会員皆さまと共に学んでいきたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
ASAET理事長 土田 あさみ