特定非営利活動法人

動物介在教育・療法学会

Asian Society for Animal-assisted Education and Therapy

ASAET

動物介在教育・療法学雑誌投稿規程(2024.4.17.)

( Journal of Animal-Assisted Education and Therapy,略称J. Anim. Edu. Ther. )

  1. 動物介在教育・療法学雑誌Journal of Animal-Assisted Education and Therapy(略称J. Anim. Edu. Ther.)は、ヒトの健康増進およびQOL(Quality of Life)の向上、教育あるいは心身の不都合を改善する等の目的で動物を介在させた効果やその手法等に関する内容、ならびに介在動物の健康や飼養の基準等に関する、基礎的・応用的な内容を掲載する英文あるいは和文学術雑誌で、当該領域の発展に寄与することを目的とする。前述のような目的を設定しない動物による活動や、上記に該当しない飼い主と動物との関係等の報告に関する内容は含まないものとする。本誌に投稿される論文はその内容が未発表かつ未投稿で独創的な知見を含み、さらに、内容を十分に理解できるネイティブスピーカーによって英文チェックを受けたものに限る。投稿者は会員に限る。ただし、共同研究者は会員以外でも差支えない。なお、すべての投稿論文は編集委員および複数の審査員により採否を決定する。
  2. 投稿者は投稿論文内容や手続き全般において人権の尊重と福祉に充分配慮し、得られた情報に関して保護する責任を有するもので、かつまた研究に活用された動物は「動物の愛護および管理に関する法律」を遵守した条件下で飼育管理され、動物の福祉に配慮したものであり、そして当該論文がこれらに従って実施された旨を本文中に明記すること。
  3. 論文は当学会のホームページ(http://asaet.org/)上に公開する形式をもって公表する。したがって、投稿論文内容は一般公開を前提とし、人権に配慮した内容であること、投稿をもって公開の許諾および著作権譲渡に同意したこととする。
  4. 論文の種類は、以下のとおりとする。
  5. (1)原著(Original Article):

    独創的研究によって得られた新知見を含む論文とする。

    (2)短報(Short Report)/事例報告(Case Report):

    公表する価値は十分あるものの原著としてはデータ的に不十分な研究成果、十分な考察や意義づけはできないが興味深い事例、ネガティブデータだが学術的に意味があると思われる知見などの論文とする。
    *投稿論文については編集委員会にて受付採否を決定し、受付けされた投稿論文に対して査読を行なうものとする。

    (3)総説(Review, Mini-review):

    編集委員会が執筆を依頼する。興味深い最新の知見を全般的に紹介するものをReviewとし、主として著者らの最近の研究を紹介するものをMini-reviewとする。

    (4)特集(Topics)/講演論文(Lecture):

    本機関紙には上記論文種のほかに、学術総会でのシンポジウムなど、特に会員相互の知識や意識の共有に有用であると編集委員会が認めた内容を掲載する。

    (5)動物介在教育・療法学会学術大会発表要旨:

    学術大会の予稿集を巻末に掲載する。


  6. 論文は表題や図表がない場合1ページあたり英文でおよそ4000字、和文でおよそ2000字とし、刷り上がりが原著は10ページ以内、短報およびMini-reviewは5ページ以内とする。Reviewはページ数を制限しない。規定のページ数を超えた場合、超過分の編集代は著者負担とする。論文は原則、電子メールによる受付とする。
  7. 投稿原稿はA4版に上下左右に十分な余白を取り、1ページ40文字24〜26行(およそ1000字)、記述する。
  8. 原稿の第1ページ(表題ページ)に日本語と英語の両方で、表題、著者名、所属機関名、論文種、running title(スペースも含めて70文字以内)を記す。次いで日本語で連絡者の氏名、所属機関および住所、電話番号、E-mailアドレス(必須)を記載し、さらに英文チェックを受けたネイティブスピーカーの氏名(または会社名)および住所を記入する。
  9. 第2ページに英文および和文のAbstract/要約(原著およびReviewでは和文500単語以内・英文250単語以内、短報およびMini-reviewでは和文250単語以内・英文125単語以内)および3〜6語のKey words/キーワードを記す。英文論文・和文論文を問わず、英文と和文の両方を記すこと。
  10. 第3ページ以後の記述の順序は,Introduction,Materials and Methods,Results,Discussion,Acknowledgments, Conflicts of Interest(利益相反:後述)およびReferencesの順序で本文を記述する。Results とDiscussionをまとめてResults and Discussionとして記述してもよい。
  11. 略語は初出時に一旦スペルアウトし、その直後に略語を( )内に示し、以下その略語を用いる。括弧は和文の場合は全角、英文の場合は半角を用いるものとする。
  12. 数字は算用数字を用い,度量衡の単位および略語は次のように使用する。
  13. cm,mL,g,hr,min,sec,SD,SE,℃など。

  14. 固有名詞は最初の文字を除いては小文字とし、動植物名の学名はイタリック表記とする。
  15. 図・表・写真は必要最小限にすること。図表はパワーポイントやエクセル等の別ファイルに作成したものとする。図表の番号は一連の通し番号をつけ(例、Table1.)、注釈も挿入し、図表および写真の挿入箇所を本文中に指定すること。写真はjpgの原版であること。
  16. 引用文献は、本文中に著者および年号を()に記す;英文では(Higuchi 2008)または (Higuchi and Matoba 2008)とし著者名と年号の間にはスペースを入れる、和文では(樋口2008)または(樋口・的場2008)とし著者名と年号の間にはスペースは入れない。本文中の引用文献で著者が3名以上の場合、引用文献中で区別の付く限りにおいて、筆頭著者のみを表示する;英文では(Higuchi et al 2008)とし著者名と年号の間にスペースを入れる、和文では(樋口他2008)とし著者名と年号の間にはスペースは入れない。引用文献を複数列挙するときは文献と文献の間に「;」を付ける;英文では(Higuchi 2008; Higuchi and Matoba 2008)、和文では(樋口2008;樋口・的場2008)。末尾の引用文献リストは著者のアルファベット順に示す。記載順序は雑誌の場合は、「著者氏名.年号.論文名.雑誌名、巻、頁.」とする。英文著者の名前のイニシャルに「.」は付けない。雑誌名は省略しない。単行本の場合は「著者氏名.出版年.論文名.引用頁、書名、編著者名、発行所、発行所の都市名.」とする。翻訳本の場合は、「原書の著者英名.原書出版年.原書名、原書の発行所(原書の著者和名.翻訳者名(訳・監訳).翻訳書の出版年.翻訳書の和名.引用頁(pp.〇-〇)、翻訳書の発行所、発行所の都市名)」とする。Webからの引用の場合、「著者名(あるいはサイトの運営主体)、Webページのタイトル、URL(最終閲覧年月日).」とする。英文の場合のカンマやピリオドは半角とし、和文の場合のカンマやピリオドは全角とする。
  17. 《例:雑誌》

    慶野宏臣,慶野裕美,川喜田健司,美和千尋,舟橋 厚.2008.広汎性発達障害のある子どもたちに乗馬活動することによる療育支援効果発現とその経過.ヒトと動物の関係学会誌,20,74-81.
    Kakinuma M, Hamano S, Hatakeyama H, Tsuchida A. 2006. A comparison of captive chimpanzee mother’s and adult daughter’s maternal behavior.The Bulletin of the Nippon Veterinary and Life Science University, 55, 52-60.

    《例:単行本》

    安藤孝敏.2003.人とペットの関係を評価する尺度.pp.166-183,「人と動物の関係」の学び方, 桜井富士朗・長田久雄編著,インターズー,東京.
    Melson FG.2001.Why the wild things are: animals in the lives of children, Harvard University Press.(メルスン FG.横山章光・加藤謙介(監訳).2007.動物と子どもの関係学 発達心 理からみた動物の意味,pp.203-208,ビーイング・ネット・プレス,東京)

    《例:Webからの資料》

    環境省.2009.平成21年度 動物の遺棄・虐待事例等調査報告書.http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2203/full.pdf(最終閲覧日平成27年2月27日)

  18. Conflicts of Interest(利益相反)について

    動物介在教育・療法学雑誌は動物をヒトの生活、教育、福祉、そして医療等に計画的に役立てる学術領域における研究成果・調査の成果を発表する場である。研究者が他の企業・法人組織または営利を目的とした団体と経済的な関係を持つときに不適切な利益相反行為が発生する可能性がある。不適切な利益相反行為が生じた場合データの客観性は歪められ、結果として社会的不利益が生じることになり、本学会はこれを避けなければならない。そのため、著者は、投稿内容の研究結果について、個人的、財政的、または潜在的な利益相反に関する有無を、下記の例示のように開示しなければならない。

  19. 《例:COIに当たらない場合》

    本研究に関して開示すべき利益相反はない。
    The authors state there are no conflicts of interest.

    《例:COIに該当する場合》

    本論文のための研究に〇〇株式会社から資金援助を受け、製品開発につながる可能性がある。著者は、これら利益を動物介在教育・療法学会編集委員会にすべて開示している。
    This research is sponsored by company〇〇 and may lead to the development of products, in which I have a business and/or financial interest. I have disclosed those interests fully to J. Anim. Edu. Ther. Committee.

  20. 本誌に掲載された論文の著作権は特定非営利活動法人動物介在教育・療法学会に帰属するものとする。転載時にはその都度本編集部の許可を必要とする。ただし、論文の内容に関する責任は著者が負うものとする。
  21. 原稿はいずれもPDF変換したものを下記の送付先に電子メールにて投稿する。原稿が受理された段階で、再度マイクロソフトワードファイルにて提出する。図表の場合パワーポイントおよびエクセルとする。ソフトのバージョンや互換性等の関係からフォーマットが崩れたり文字化けが生じた場合は、原稿を印刷したものを1部編集委員会事務局まで送付するよう依頼する場合がある。
  22. その他

    著者校正は1回とするが、誤植のみの訂正とし、追加や書き改めは認めない。

  23. 投稿ならびに問い合わせ

    〒180-8602 東京都武蔵野市境南町1-7-1
    日本獣医生命科学大学 比較発達心理学研究室
    野瀬 出
    電子メールアドレス:inose@nvlu.ac.jp